【横浜】相続相談前に準備を！期限内でスムーズに進めよう

財産を把握しておく

重要なのは、相続財産をすべて前もって把握しておくことです。遺産相続というと、現金や住宅、土地、車などをイメージしがちですが、財産に含まれるものは非常に多岐にわたります。

• 現金
• 預貯金
• 建物
• 土地
• 有価証券
• 株式
• 貴金属
• 宝石
• 骨董品
• 美術品
• 自動車
• リゾート会員権
• 著作権

以上はすべて財産に該当するため、しかるべき手段をもって相続の手続きを進める必要があります。意図的にこれらの財産をどこかに隠すようなことをすると、大きなトラブルに発展する可能性があるため要注意です。

どれだけの財産があり、それぞれにどれほどの価値があるのかを洗い出しておくと、遺産相続の手続きは比較的スムーズに進みます。逆にこれらの整理をまったく進めていないと、相続人たちはまず遺品整理をして遺産を把握するところから始めるため、相続手続きが非常に煩雑になる可能性を否定できません。

家族構成を理解しておく

前もって家族構成を理解し、誰が相続人に該当するのかを知っておくことも重要です。相続においてどの人がどれだけ遺産を受け継ぐのか、割合は被相続人との関係性によって決まってきます。

したがって、家族構成が曖昧だと、相続では相続人をまず調べるところから始めることになり、手続きが長くかかる可能性が考えられます。相続人調査にも費用はかかるので要注意です。

注意したいのは、被相続人と以前婚姻関係にあった人がいる場合です。そしてその元配偶者との間に子供や孫がいる場合は、その人も相続人にあたる可能性が考えられます。

家系図にしてわかりやすく関係性をまとめ、遺産分割協議をスムーズに進められるようにしておくとよいでしょう。前もって家族構成、遺産の存在がわかっていれば、専門家に相談する際にも役立ちます。

相続にあたって戸籍をたどる必要性

なぜ被相続人の戸籍をたどるのかというと、これは元配偶者との間にできた子供、もしくは隠し子などの存在をチェックするためです。相続においてはこれらの人たちが相続人になることが考えられるため、事前に把握したうえで協議を進める必要があります。

戸籍の取り寄せは行政書士へ相談

現時点の最終の戸籍から出生時の戸籍までたどっていくのは、改姓や市区町村の合併、婚姻など様々な状況が重なる可能性があり、困難を極めます。

しかし行政書士といった専門家であれば、戸籍を取得することが可能です。専門家は戸籍の読み取り方についても経験があるため、スムーズにさかのぼっていくことができると考えられます。そのため、期限内に相続手続きをするにあたって戸籍をたどるのが難しいときは、行政書士といった専門家に相談するのがおすすめです。