横浜で相続相談！遺産相続前に相関図の作成がおすすめ

戸籍収集が重要な理由とは何か：各種手続きに戸籍が必要

相続手続きをスムーズに進めるためには、まず戸籍謄本の取り寄せが必要になってきます。しかしここで疑問になってくるのは、なぜわざわざ戸籍謄本が必要なのかという点です。

家族構成は当事者である家族がよくわかっていることであり、わざわざ面倒な手続きは行わなくても問題はないと考える人は少なくありません。

しかし、各種手続きは第三者から見ても問題がないとわかるように進められなければならず、そのためには戸籍が必要となります。特に、不動産の名義変更や被相続人（亡くなった人）の預貯金の解約手続きにおいて、戸籍謄本による確認が求められるのです。

また、本人の名義だと思われていた土地や建物が実は本人名義に変更されておらず、何年も前に亡くなっている本人の親の名義だった…というケースも意外と珍しくありません。このような場合は、名義変更にあたって親の戸籍を取り寄せる必要も出てきます。

相続人調査という意味でも戸籍収集には意味がある

戸籍を取り寄せると、被相続人に隠し子や元配偶者との間に子供がいたのが明らかになることもあります。これは、相続人が誰にあたるのか調べるという意味で、重要な工程です。

意図的に存在を明かしていなかった元配偶者との間の子供や、愛人との子供などは、戸籍を調べなければ基本的にわからないことが少なくありません。このように本人の遺品を調べてもわからなかったことが、戸籍収集による相続人調査によってわかることも可能性としてあることなのです。

そのため、適切な相続手続きを進めるためには、各種専門家に依頼したうえで戸籍の取り寄せを行うことが重要といえます。

相関図作成は簡単ではない

作成にあたって必要とされる書類が数多くあるため、相関図の作成は思っているほど簡単ではありません。必要な書類は以下のとおりです。

• 被相続人の出生～死亡の戸籍・除籍・現戸籍謄本
• 被相続人の最後の住所がわかるもの（住民票など）
• 相続人全員の住民票
• 相続人全員の戸籍謄本

これらが基本的に必要となる書類です。そして取り寄せた戸籍をしっかりと読みながら、相関図を作成していきます。

相関図作成は行政書士へ依頼するのが一番

戸籍の取り寄せからの相続人調査、そして相関図作成は、法律の専門家である行政書士に依頼するのがおすすめです。

もちろん自分たちで作成することも可能です。しかし、戸籍を集めるためには役所に行く必要があることから、平日に動かなければならないケースも多いです。平日昼間に働いている人であれば非常に厄介な作業になります。

必要な書類の書き方を間違えるようなことがあれば、さらに手続きは複雑になってしまいます。効率的かつスムーズに手続きを進めるためには、専門家にできるだけ早い段階で相談するのがやはり望ましいでしょう。

また、相続について詳しい専門家に相談すれば、相続について総合的にサポートしてもらうことも可能です。相続手続きをする際には、戸籍収集から相続人調査、相関図作成などの手続きを、行政書士へ相談することをおすすめします。