【横浜市】相続相談は期限内でお早めに！公正証書遺言のメリット

効力をしっかり発揮してくれる

まず大事なのは、効力をしっかりと持った遺言書になるということです。公正証書遺言は公証人を介して書かれる遺言書のため公文書扱いにあり、誤りのないものとしてみなされますので、書式な誤りがあったことで無効になるようなケースは防げます。

自筆証書遺言は自分で書いて作成するため、その分ミスが目立ちやすく、結果として効力を失ってしまうリスクが伴います。

遺産相続がスムーズになる

公正証書遺言は法的効力を持つ有効性の高いものとして作成されているため、筆跡鑑定を受けるようなことはなく、すぐに遺産相続のために活かすことができます。

そのため、煩雑な遺産相続の手続きを少しでも短縮するのに役立ちます。家族への負担を残さないための配慮としては非常に有効です。

紛失リスクがない

公正証書遺言の原本は、公証役場によって保管されます。そのため自宅での保管中に誤って捨ててしまったり、誰かに意図的に処分されたりするようなことを未然に防げるのです。

偽造リスクがない

公正証書遺言には偽造リスクがないのも大きなメリットでしょう。公正証書遺言の作成には、公証人がかかわるためです。一方で自筆証書遺言は、有利に相続できることを狙って、本人の筆跡を真似して遺言書を偽造する可能性があります。

そういった意味では公正証書遺言は、原本は公証役場に保管されている・公証人が代筆しているという点で非常に安全性が高い遺言と考えられます。

自筆の手間を省ける

自筆する手間がないのもメリットになるでしょう。書式を気にしながら字を書くのが嫌という人、字を書くのが苦手な人、文字を書くことが困難な人などには、公正証書遺言は手間軽減という意味で利点があります。

手数料がかかる

公正証書遺言は、作成に手数料がかかります。この手数料は公証人に遺言書を書いてもらった際に支払います。公正証書遺言の有効性は強い利点といえますが、一切費用をかけずに遺言書を作りたい人にとっては手数料がかかるのが気になる場合もあるかもしれません。

作成に時間がかかる

公正証書遺言は、作成に少なくとも1～2ヶ月は時間を見ておく必要があります。公証役場に足を運びさえすれば、すぐに作成してもらえるわけでもないのが少々面倒なところです。遺言書の有効性を守るために、この時間をとるかは人によって様々です。

プライバシーの観点から嫌がる人も

有効性の高い公正証書遺言にはメリットが多いですが、そのメリットと天秤にかけても、プライバシーの観点から公正証書遺言に抵抗を覚える人も意外と少なくありません。

公正証書遺言は公証人に内容を知られてしまう遺言書なので、プライバシー保護の観点で見ればデメリットがあるということです。財産の額や内容、譲る相手など、公証人とは多くの打ち合わせを行っていくため、非常にデリケートな情報を知られることになります。

そのことに少しでも抵抗がある人は、プライバシー的に問題はないか、よく判断してから公正証書遺言作成を検討するのがおすすめです。